月曜日から木曜日まで徳島県の3カ所に行政調査に行きました
最初の調査先は上勝町という人口が2000人弱の四国一小さな町ですが全国から今もっとも注目
を浴びていて今回は
○高齢者福祉作業 彩事業(葉っぱビジネス)
○ゴミ減量の取り組みについて
の2点について調査してきました
まず彩事業からです!

事業内容は日本料理や刺身、天ぷらなどの皿に入っているモミジなどの葉っぱ、料理のつまものをビジネスとした事業です
昭和62年からスタートした事業で最初は4名の高齢者から始めて現在は400人以上の方が事業に参加しており平均年齢は70歳、最高年齢は90歳をこえたおばあちゃんもいるとのことでした
最初の時期は100万程度しか売り上げがなく大赤字になっていましたが色々な失敗や試行錯誤を行い安定供給を図る努力を重ねた結果年間販売額は2億円以上になり全国シェアは80%を占めるまでにもなっていて高齢者の中には年間1人で1000万円を売り上げている高齢者もいるとのことでした
年金暮らしだった高齢者が彩で収入ができて所得税を納めるようになったり高齢者が元気になって医療費が掛からなくなってきたなど上勝町の様子も次第に変わってきたとの事でした
続いてはゴミの減量について日比ヶ谷ゴミステーションに移動しての調査です

上勝町はゼロ・ウェイスト宣言(無駄・浪費・ゴミをなくす)をしておりゴミの収集車は回ってなく町民が自分達でゴミをステーションに持ってきて分別をします
分別数は34分別で徹底した管理、取り組みを行いゴミを捨てる側も最初の購入時から処理に困らないものを選んだりリサイクルできるものはしっかり次の人に廻す意識がありリサイクル率は約6割を占めています

ステーションの方の説明を受けてましたが凄く熱意のある方でした
「ゴミの減量とは住んでいる人に頑張ってもらうしかない」
その仕組みを作る人、取り組む人が一緒になって初めてゴミ減量に繋がると確信しました
上勝町は彩事業・ゴミ減量以外にも有償ボランティア輸送事業やバイオマス事業など小さい町でも輝くオンリーワンを目指して自立・持続可能な地域であり続ける努力をしている町だと感じました
今後、議会やまちづくりを通じて私達の沖縄県や南城市に活かしていきたいと思います


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